愛するみなさま、こんにちは。
カウンセリングサービスの まえじまようこです。
ブログを読んでいただきありがとうございます。

カウンセリングサービスのホームページ内にあります、「心理カウンセラーのコラム」に投稿しています。


私はどうして雨の日が好きなのか。

改めて最近気づいたことを、書いてみようと思いました。

カウンセリングへの思いに、つながっていることにも気づけました。

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雨の日は、自分のところへ帰る日


私、雨の日が好きなんです。

子どものころのように、傘やレインブーツにわくわくするからかな。
そんなふうに思っていました。

雨の日の、
アスファルトの匂い。
少しほこりっぽい空気の匂い。
土の匂い。
濡れた葉っぱの匂い。

そんなものが好きだからだと思っていたんです。

でも最近、気づいたことがあります。

雨が降ると、世界との間に薄いカーテンが降りるような感じがするんです。

遠くの景色が少しぼやけて、人の気配も少し遠くなる。

その感じに、私はずっとほっとしていたんだなって。



振り返ってみると、私は子どものころから周りの空気をよく読んでいました。

誰がどんな気分なのか。
何を言ったら大丈夫なのか。
何を言ったら嫌な顔されるのか。

知らないうちに、いつも意識は外へ向いていた気がします。

誰かの声や期待、機嫌に気を配りながら、気づけば頭の中は、いつも人のことでいっぱいでした。

でも雨が降ると、周りの音が少し遠くなります。
街全体のボリュームが少し下がって、人の気配や視線も、いつもより気にならなくなる。

すると不思議なことに、

「ああ、私疲れていたんだな」
「本当は悲しかったんだな」
「少し休みたかったんだな」

と、自分の声が聞こえてくるんです。

だから私は、雨の日が好きだったのかもしれません。

雨が好きというより、雨が作ってくれる静かな時間が好きだったのかもしれません。



雨の日は、ひとりの時間をそっと守ってくれる日でもあります。

温かい飲み物を入れる。
お気に入りの本を読む。
映画を観る。
ただぼんやり窓の外を眺める。

雨が降っているから、今日は出かけなくてもいいかな。
今日は、人に会わなくてもいいかな。

そんなふうに、少しだけ堂々と休める気がするんです。

あなたにとって、雨の日はどんな日でしょう。

憂うつな日かもしれません。洗濯物が乾かない日かもしれません。
でももし少しだけ余裕があったら、雨の音に耳をすませてみてください。

雨の日は、前へ進む日ではなく、自分のところへ帰ってくる日なのかもしれません。

雨という毛布に包まれながら、今日は少しだけ、自分を休ませてあげませんか。

そう思うのは、私だけじゃないかもしれない。

誰かの気持ちを読みながら、誰かの期待に応えながら、気づけば自分のことは後回しにしてきた人。

そういう人が、どこかにそっと息をつける場所を求めているんじゃないかと、私は思うんです。



そして私は、そんな雨宿りのような場所でありたいと思っています。

無理に元気にならなくていい。
答えをすぐ出せなくてもいい。
今日は、ここに立ち止まっていていい。

誰かに気を遣い続けてきた人が、少しだけ傘を下ろして、ほっと息をつける場所。

「がんばらなきゃ」をほんの少し脇に置いて、気持ちが晴れるまで安心して過ごせる時間。

きっと雨は、いつかやむから。


お読みいただき、ありがとうございました。

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