こんにちは。
カウンセリングサービスの まえじまようこです。
ブログを読んでいただきありがとうございます。

今日は節分ですね。
結婚して初めての節分の日。関西出身だった元夫(今は離婚しています)が、仕事から帰ってきていきなりキレたことを今でもよく思い出します。

「なんで恵方巻がないねんっっ💢💢💢」
キレながら元夫は訴えました(たぶんこんな感じの関西弁でした)。

「え? なに?? なに巻??」
当時関東の方では節分に恵方巻をいただく習慣はありませんでしたし、恵方巻という言葉ですら私は知りませんでした。

補足ですが、某コンビニが恵方巻を全国エリアで販売するようになったのは1998年のことなんだそうです。
元夫にキレられたのって、恵方巻が全国区になる3年前のことなんですね。

元夫は実家に電話をして、恵方巻を用意しない嫁のダメさ加減を訴えていました。

あのときの私は、怒りに対して怒りを感じました。
「私が悪いの? だって全然知らなかったんだから、しょうがないじゃない。お義母さんにわざわざ言うことないんじゃないの?」

頭から角がはえることを、リアルに節分にやっていた私たち 笑。

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心理学を学んでいる今なら、元夫の怒りの下に隠れている本当の気持ちは伝わってきます。

怒りの下には、「わかってほしい」「助けてほしい」「愛してほしい」という本当の感情が隠れていることを知っているからです。

元夫にとって恵方巻は、きっと大切なものだったのでしょう。
例えてみるとしたら、自分の誕生日なのに誰からも「おめでとう」って言ってもらえなかったときのような。「今日誕生日なのに、どうして誰もお祝いしてくれないの? 覚えていてくれないの? ケーキないの…悲しい。」という気持ちに近かったのかもしれません。

恵方巻が用意されていなかったから、「自分は大切にされていない、愛されていない。この悲しい、寂しい気持ちをわかってよー!」と彼は感じていたのかもしれません。その心の叫びが、怒りとなって吹き出したんですね。本当は大切にされていないわけではないし、愛されていないわけでもないのに。

当時、心のことを何も知らない私には彼の怒りだけが伝わって、そこに彼の本当の気持ちが隠れていることはわかりませんでした。

彼の怒りを真に受けて、私は私で引きこもることで怒りに応えて。これではうまくいかなくなったのも今なら納得できます。



節分が来るたびに、このことを思い出すんです。
ずっと嫌な思い出でしたが、心のことを学んだおかげで笑い話にすることができました。

怒りの下には本当の感情が隠れている。
それは「わかってほしい、助けてほしい、愛してほしい。」

誰かが怒っているとき、自分が怒っているとき、「なにをわかってほしいんだろう?」という目で見てあげられると、光が見えてくるかもしれませんね。

「恵方巻がない!」とキレられたとしても、今だったら「じゃ一緒に買いに行こう〜♪」で済んじゃう話ですね。

みなさんにとって、今日が楽しい節分の日になりますように (⁎⁍̴̛ᴗ⁍̴̛⁎)

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